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くすっとクスちゃん(1)のつづき。

2回目のお約束をして再び事務所へ伺う。

—— あれ? 電気がついてない! やっぱ、まだ来てないか。

少し早かったこともあり、事務所前でしばらく待つ。
しかし時間になっても来ない。

—— どうしたんだろ?
いないのをわかっていながらノックしてみた。
「は、はい!」
—— えっ? いるんかい!
そーっと、ドアを開ける。
「あっ、どぞ……」
と言いながら、先生がソファーの上のゴミ山を片付ける。
薄暗い中で眠っていたらしい先生は寝ぼけながら電気のスイッチを探す。
「電気、電気……」
—— やれやれ。
片付けきれていないソファーにしかたなく座る。
先生はここに泊まっていたのか、ちょっぴり臭い体臭をさせながら話を始める。

数分後、電話が鳴った。
「あっ、ちょっとすみません。」
先生が電話に出る。ちょっと込み入った話のようだ。わたしを気にしながら話している様子。
数分後、席へ戻ってきて言った。
「すみませんでした。あっ!! あああ、お、お茶出してませんでしたね」
突然、慌てだし、ゴミの山から何やら探し出す。
「あっ、ホントにおかまいなく。もう帰りますから」
そう言ったのだが、そんなことは全く聞いちゃいない。
—— なんだ? なにしてるんだ?
ホコリのかぶった箱からマグカップを取り出した!
—— まさか、そのほこりまみれのカップでお茶を出すつもり?
先生は冷蔵庫を開けたまま、その横でペットボトルからカップへ注いでる。
「お茶」とペンで書かれた2リットルのペットボトルの小さな口からなにやらひもが出ていた。
そのひもはティーパックのお茶のひものようだ。
お茶の出が悪いらしく、そのひもを必死で引っ張る先生。

ひもを引っ張るとイモづる式に出るわ出るわティーパックがつながって出てきた!
もはや、笑いが止まらん!
先生に背を向け必死で笑いをこらえるが、肩が震えた。
先生はそのお茶をわたしに出すと何もなかったかのように話を進める。
おもろすぎて話が入って来ない。
先生はそんな状況で仕事を進める。
話が終わり、お支払いで領収をもらうのを待っていると、
「お名前……、日にち……、金額……、項目……、はぃ、き、切ります!
あ、あら? き、切れない! あっ・・・複写になってない!」
慌てる先生。必死で笑いをこらえるわたし。
くすっとクスちゃん最後まで笑わせてくれました。

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