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ずいぶん前にマッサージを受けたときの体験である。
初めて訪れたマッサージ屋はマンションの一室で、男性1人でやっていた。

部屋の中に通され、お茶を飲みながら問診を受ける。
いろいろ聞かれてから、ベッドの上にうつ伏せになるとすぐにマッサージが始まった。
—— ああ、いい感じ……。
ちょっと痛いところもあるけれど心地よかった。
あまりの心地よさに、いつのまにか眠ってしまった。

ハッとわれに返り、違和感に気づく。
—— ん? え?
服をまくりあげられて、触られていたのだ。
「きゃー! 何するんですか!」

男は慌てて、何もなかったようにとりつくろうが遅い。
まさか目を覚ますとは思っていなかったようだ。

—— あれ? これって犯罪じゃないの?
わたしは怖じ気づかずに言った。
「あんた、こんなことでいいと思ってるの!」
男は小さな声で答えた。
「すみません」
「えっ? 聞こえない!」
「すいません!」

それでも、すごく腹が立っておさまらない。
どうしようかと考えたのだが、ちょっと怖いので、ここはひとまず帰ることにして部屋を出た。
そのまま警察へ駆け込み事情を話すと、次の日その男は逮捕された。
わたしだけでなく、たくさんの人が被害に遭っていたらしい。
お茶に薬を入れるという恐ろしい事までしていた。

今まで途中で起きる人がいなかったから、変だとわかっても捕まえられなかったようだ。

今、考えても恐ろしい! 途中で目を覚ましてよかった……。

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