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あれは数年前の暑い日のことだった。
連日の猛暑日に体がヘロヘロになっていたので、友達数名で急きょ焼き肉をビルの屋上でやることとなった。

突然だったので参加者は少なかったのだがすぐに準備にとりかかる。
まずは買い出しする班と残って炭をおこす班に別れた。
わたしは残る班だ。
暑いので、お先にビールをちょうだいした。

買い出し班が戻ってきて、炭の感じもわたしの酔いもいい感じになったところで焼き肉開始!
カンパーイ!!
お肉や野菜を焼きながら世間話に花が咲く。
参加者の1人A子が「暑いから、こわい話しよう~」と言いだした。

―― あれ? この人見たことないけどだれ??

一瞬、幽霊かと思ったけど、みんな話してるから違うみたいだ。

怖い話になるかと思いきやだれも話さない。
シーンとしらけた感じで焼き肉を焼いているとA子がウィンナーを網から地べたに落とした。

その瞬間みんなが注目!!

「3秒ルールだから大丈夫」
すかさず、A子は地べたのウィンナーを拾って自分の前の網に戻した。
みんなが苦笑いでその場はなんとも言えない空気になった。
「あれ? こわい話は?」
再びA子が言いながら、何事もなかったかのように焼き肉をひっくり返す。
みんなは気を取り直して、どうにか普通の会話をしようとする。

次の瞬間!!!

A子がわたしの目の前にあったウィンナーと落ちたウィンナーを素早く入れ換えた!
(  ゚ ▽ ゚ ;)えっ?
そして「焼けたみたいだから、どうぞ!」と落ちたウィンナーを私に薦める!
―― え! なんじゃ、そりゃ。
わたしは心の中で驚きながらも断った。
「ごめんなさい。わたし、お肉は鳥しか食べれないの」
「な、なんでですか??」
A子は慌てた。(その顔は見られたか、という表情だった)
わたしは答えた。
「体質に合わないんです」
「どれどれ、私が落ちたウィンナー食べるわ」
そんな会話を横で聞いていたB子が、A子の前の落ちてないウィンナーに手を出す。
さらに慌てたA子。
「あっ、もう落ちたのは私が食べました」
とウソをつき、落ちたウィンナーを薦めようとする。
―― えええ! マジでそこまでする??

私は驚いた……。
ウィンナー入れ換え隠ぺい工作に続き、知らんぷりで人に食べさせる疑惑。
最後には自分のウィンナー確保……。

結局、落ちたウィンナーはたらい回しにされ、どこへ行ったやら~??

これぞ、まさしく「熱いので、こわい話でした」

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