
数年前、一緒に仕事をしていたMちゃんと出かけることになった。
車に乗せてもらって目的地へ向かう途中、雪が降ってきた。
「すごい雪ねぇ~」
のんきに話していると、なぜかMちゃんが大きな交差点の真ん中で車を止めた!
驚いてMちゃんの顔を見ると、Mちゃんは言った。
「ここって、止まっていいの?」
「え! それ、わたしに聞くの?」
高速道路の高架下で、しかもたくさんの方向から交わる複雑な交差点だった。
「わたし、免許取ったばかりだし、しかも運転してないから分からない」
「わたしだって、年取ってから免許取って、冬道初めてだし!」
「えっ、マ、マジかよ~!」
四方八方からクラクション鳴らされて、どうにか脱出!
—— あ~あ~、ひどい目に遭った。
帰り道、どうか無事に帰れることを神様に祈りながら助手席に座っていた。
「あっ! ぎゃぁ~! 車がぁ~~!」
スピンしてグルグル~ドン! ガードレールへ激突!
―― ぎゃあぁ~。こえぇ~。
幸い2人ともケガがなかったけれど、対向車がいたら死んでいた。
しばらく、震えが止まらんかったわ!
それでも、自力で脱出して家に着いた。
車はボコボコだったけど、わたしは無事!
それからは、怖くて彼女の車には乗っていないけれど、これなら、まだわたしの運転のほうがマシかも?
えっ? だれ? 同じだって思ったでしょ~? ちゃんと、聞こえるんだから!
そういう人は……、今度、乗せてあげるからたっぷり恐怖を味わってね(笑)
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