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高校時代のお話。

いつもいっしょに登校している友だちが寝坊して、私ひとりで地下鉄に乗った。
しばらくすると、妙に後ろから近づいてくる男がいた。
さすがに振り向くのは怖かったので、ただ窓のほうを見て立っていると……。

――えっ!
私の髪に息がかかってる!
――げっ! き、きもい……!
場所を移ろうにも通勤ラッシュで混んで動けない!

次の瞬間!
――う、うわぁ~~~! 髪、なでられたぁ~~~! き、きもい……!

降りる駅までそれが続いた……。
駅に着いたらダッシュで逃げた!
――もう~、きもい、きもい!

教室に入るなり「ちょっと~聞いてぇ~!」と叫んだら……。
――誰も聞いちゃいない……。

よく見ると、誰かを囲んで人だかり。
――なに、なに? あああああ~~~! スカートが切り刻まれているぅ!
「なに? なに? なにがあったの?」
痴漢に遭って、スカートを切り刻まれたらしい。

――ギャアー! 私よりひどいことになってる!
そこへ寝坊した友だちが到着した。
「どうしたの?」と聞きながらコートを脱いだ。

私は「はあ?」
みんなもぽかんとした顔で友だちを見た。
クラスの誰かが「スカートどした?」と聞いた!
「えっ?」と友だちは下を見ると顔を真っ赤にして……。

「あっ、履いてくるの忘れた!」
忘れたんかい!

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