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ママ友(1)のつづき

それから、なんとなく仲良くなった頃だった。
いつものように子供同士で遊んでいると、友達がわたしに話しかけてきた。
しかし、話の内容がまったく聞き取れない。いや、聞いているのだが理解できない。
難しい話をしていたわけではないのだが、話が入ってこなかったのには理由があった。
友達の右肩に犬が見えたのだ!
―― 犬? 犬、飼っていたのかな? いや、また変なこと聞いたらドン引かれるから言わないでおこう。
「どうかした?」
うわのそらのわたしに気づいて聞いてきた。
「え? なんで? なんでもないけど?」
「またあ、なんかあるんじゃない? なんか見えてたりして!」
―― え? 気づいてるの? 言ったほうがいいかな?
「なになに! なんかあるなら言ってよ!」
私は恐る恐る聞いてみた。
「あの、犬とか好き?」
「え? なんで? 犬、見えるの?」
「うん、右肩に犬が見える」
「えー! まじ! どこどこ?」
そのときだった。頭の中にインスピレーションがわいてきた。
「犬は子供ができる合図みたい。子供できるんじゃないかな。それも、女の子……」
すらすらと言ってしまった自分に驚く。今、思えばこれぞチャネリングだろう(笑)
「え~、ないない! 子供はできないよ。でも女の子なら、ほしいな……」
これ以上は奇妙すぎるので話を変えたのだが、後日、彼女は妊娠していたことがわかった。
残念ながら、生まれることがなかったので女の子かどうかはわからないが、それから彼女に会うたびに霊体の女の子が彼女の周りにいたので、たぶん女の子だったのだろう。

それから、何十年も私と仲良くしてくれている。
奇妙な話も今では普通に聞いてくれる。
先日も私の誕生日にメッセージをくれたのだが、『笑える~こわい話』も楽しみにしてくれているようだ。
リアルでたいへんだった頃の話を知ってる貴重な友達である。

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