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わたしは4回、死にかけた。

一度目は3歳。闘病の末、生死をさまよった。
さすがに幼かったので考える余裕などなく、ただ幽体離脱で家族がわたしの周りに集まっていたことだけしか思い出せない。

二度目は20代。出産で意識不明の危篤状態となった。わたしはなぜか自分で自分の出産を見届けて、子供のことを思っていた。
このまま死ねないと我に返り、必死で体に戻ろうと努力し、無事に生き返った。

三度目は30代。手術を要する大病で危篤状態となった。
両親のこと、姉弟のこと、子供のこと……。家族のことばかり考えていた。
この世にまだ未練があったからか、奇跡的に生き返った。

そして4度目……。初めて幽体離脱なしで生死をさまよう体験だった。
苦しさのあまり、家族のことを思い出すことさえなかった。
死んでいてもおかしくない状態だったのかもしれない。
なぜ戻って来たのかすら今となっては分からない。

この4回の経験のほかに交通事故があった。この交通事故はかなり大変で、死んでいてもおかしくないのだが、すべてがスローモーションになっただけで、家族のことも何も考えなかった。
運転手は重症だったにもかかわらず、わたしは無傷という奇跡体験をしたのだ。

これらのことから分かったことは、人は最期に家族のことを考えないようなのだが、考えるときは死ぬとは限らないような気がする。

最期に会いたい人のことを思わないときは人生最後のときなのかもしれない。

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