
聡和(そうわ)は20歳(はたち)前後のころ、故郷では有名なタロット占い師だったらしい。
霊感占い師になってからもそうだけど、当時も律義に占い結果を全部保管していたとか。
「だって、保管しておかないと、当たったかどうかわからないじゃん」だって。
故郷の歓楽街にあった普通の喫茶店に常駐していたそうで、その街ではいちばんの中心部!
歓楽街の喫茶店ということは、深夜まで営業ということで、ほぼ占い喫茶に。
「魔法使いが着る黒いローブ着てたよ(笑)」
「ローブってなに?」
「あれさ、マントに袖(そで)ついたようなヤツで、フードついてるの」
「こういうの?」
「ちがうんだな~。
こういう感じのだよ」
「怖いわ!」
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