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わたしは25年前、悩みに悩んでから4月15日に決意を固め、離婚をした。

離婚届を役所へ一人で持っていく。もちろん初めての経験だ。
どんな気持ちだったのか、どんな状況だったのかは正直もう覚えていない。
ただ、あっさりと受理され、帰り際に思ったことがあった。
―― たったこれだけのことを、わたしは何年も思い悩んでいたんだな……。
空しさとやりきれなさがわたしを襲う。
その日からは、旧姓に戻り新しい生活が始まる。
しかし、しばらくは結婚生活を振り返ることばかりで前に進めず、これからどうしようかなどまったく考える余裕がなかった。

あれから25年がたったのだ。
振り返れば、あっという間だったような気がする。
たくさんの不思議体験に振り回され、気がつくともう25年だ。
―― あの頃のわたしと何が違うのだろう?
改めて、そう思った。

月日の流れと共に変わった街並み。
あの頃のわたしと今の自分を重ねてみる。
何も変わっていない気がするが、少なくとも考え方が変わって、さとりに近づいていることに気づかされる。
少しずつ、あの世に近づいているということなのかもしれない。
子供と離れ、親と別れ、少しずつ身内や親戚と疎遠になっていく。
最後の最期はひとりで行くのだろう。

人は一人で生まれ、たくさんの人に出会い、そしてまた一人で死んでいくのだろう。

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