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数年前、みんなでワイワイ騒ぎながら飲んでいると、ひとりがみんなで写真を撮ろうと言いだした。
「じゃ、撮るよ~」
そう声が響き、カメラを向けられたときふと言ってしまった。
「なんか、写っちゃったりして!(苦笑)」

みんなはさほど気にしてはいないようだったが、すぐに写真を確認と、謎の光が写っていた。
光のような霧の中から手だけが出ている。

「なにこれ! 気持ち悪っ!!」
「こわい~!」
大反響のなかでなぜかその写真は保存された。

それから数日後、たまたまその写真の話題となり再び見ることになった。
「あっ……」
あの気持ちの悪い手が、人の顔になっていたのだ!
しかもぼんやりとではなく、ハッキリと映っていたため、誰なのかがわかった。生きている人なので死霊ではない。生き霊として宴会に参加していたのだ。
—— ずっと疎遠だったのになぜ今頃?
あまりにも気になったので、後日集中してみることにした。

数日後、写真を印刷してみた。
やはり、生き霊は誰かわかるほどハッキリ映っている。
それよりも、その生き霊をにらむ死霊がさらに写り込んでいた。
顔は見たことがない霊体。だが、なぜかこの生き霊の身内だと感じた。
この死霊は生き霊の人をかなり憎んでいるようだ。
今までいろいろな写真を見てきたが、こんなのは初めてだ。
気になりつつも、生き霊の人とはすでに疎遠である。今さら連絡をするのも気が進まない。私はその写真を見える所に放置した。

さらに数日後、急に写真が気になり見てみると生き霊が消えていた。
不思議に思ったが、また放置。

しばらくぶりに目に止まって写真を覗き込むと、今度はまた生き霊が写り込んでいる。
いったい、これはどういうことだろう。死霊はまったく面識がないので、確かめようがないが気になる。
そこで私はブログに不思議な話としてこの話をアップしてみた。
すると、風の便りで生き霊のかたの身内が亡くなったことを知らされた。

急に胸が苦しくなる、霊が憑依しようとしているようだ。
—— なぜ、私のところに?
写真を見ると霊の悲しみが伝わる。
耳鳴りがしてきた。彼のメッセージが頭の中で叫ぶ。
「僕はがんばったよ。あなたは何をしてくれた? すべてわかっている。あなたがそれでいいのなら、しかたがない。僕はすべてもう知っているから……」

—— なに? もう私から出ていって!!
この霊体はかなりしつこかった。心臓が痛む。
この霊は生き霊の人の息子のようだ。病気で死んだのだろう。
彼の最期の瞬間が映像で見えた。涙が止まらない。体が重い。ゾゾゾが止まらない。
彼はまだ何かを伝えたいようだ。

「わかった。言いたいことをちゃんと聞くから私から離れて!」
そう言うと、首の後ろから何かが出ていった。

さて、気を取り直して彼のメッセージを受け取ることにした。
初めて、繋がりながらの自動書記に挑んだ。個人情報を伏せて当時のままここに記す。

「僕は、今もそばにいてあなた(母親)を見ている。あなたは僕がいなくなっても本当は悲しんでいないことを僕は知っている。あなたは自分が好きなんだね。いい人を演じている自分が好きなんだ。なぜ、話をちゃんと聞いてくれなかったの? なぜあなたは僕の味方になってくれなかったの? 僕は寂しかったよ。今さら何を言っても遅いよ……。すべてあなたが考えていることはわかるから、僕は許さない」

悲しみが込み上げ、また心臓が痛くなる。
なぜ心臓なのだろう? 写真に写っている彼の顔が私の心臓部分だからだろうか?
これ以上は体がもたない。

—— もう言いたいことはない?
私は彼に聞いた。彼は悲しいのか泣きながら何も言わない。
しばらくして少し落ち着き、彼は私から離れていった。

—— 聞いてほしかったのね……。

このメッセージは母親に伝えることはできないが、どこかでこのブログを見て気づいてくれたらと願う。

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