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再度依頼のつづき

家に戻り、母にそのことを告げたら、料金で驚き激怒!
「なんで、そんな大金、私が払わなきゃならないのよ!」
姉と私は払うすべがなく困った。どうしようかと二人で考えるもどうしても払えない。
私は開き直って母に言った。
「もう会わないから、払わなくてもいいんじゃない?」
「そんな払わないで呪われたらどうするのよ!」
「だって払えないし、しかたないでしょ!」
「あんたなら、すぐそうやって、もう、しかたない。私が払うわ!」
払うなら、すんなり払えばいいのに、母は怒りながら支払った。

その後、テレビで急に見かけなくなった占い師。
—— 忙しくなったからテレビ出演はしなくなったのかな?
と思い忘れかけた頃、姉と買い物に出かけた帰りのことだ。地下鉄で優先席の向かいに座って話していると、途中から乗ってきた二人組が優先席に座った。
見た目はまったく優先席に座るような二人ではない。
—— 混んでいるわけでもないのに優先席に座るのはなぜだろう? あれ? どこかで会ったことある。誰だっけ? あああ! 占い師の先生だ!
私の方を見ていたので、私のことを覚えているのかと思い軽く会釈した。
すると、向こうも会釈を返す。私は姉にあの時の先生だと知らせる。
ちゃんとあいさつしたほうがいいだろうと、姉と一緒に立ち上がり、二人に近づく。
「その節は大変お世話になりました」
先生は明後日の方向を見た。口をポカンと開けて何か独り言を話す。
私たちは驚き、顔を見合わせた。
すると、先生の付き添いの人が代わりに応じた。「あの、鑑定を受けたかたですか?」
「はい、昔ですけどね」
「すみません。もう精神的にまともな状態ではないので、昔の記憶もないですし、何もできなくて、今も病院からの一時帰宅なんです」
「え? 入院されてるんですか?」
「はい。精神病院におります」
驚いた。それ以上は何も聞けずに、付き添いの人に会釈して話をやめた。

地下鉄を降りるとき、先生が気になり再び振り返ると、ヘビが先生に張り付いているのが見えた。
—— かわいそうに。動物霊にやられてしまったんだね。
すっかり変わってしまった占い師はもう自分の意思がないようだった。

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