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(「金縛りと戦う」のつづき)

再び眠りについたわたしは夢を見た。

〈夢の中〉
幼なじみのゆりちゃん(笑える~こわい話第1巻に出てくる)が車の運転をしていた。
助手席にわたしがいたのだが、なにやらすごく急いでどこかへ向かっていた。

「もうすぐ着くから」
ゆりちゃんはわたしにそう言いながらスピードを上げる。
—— どこへ向かってるのだろう?
後ろの席をみると、荷物が積まれていた。
「着いたよ」
案内されるまま入っていった先はマンションの中だった。
荷物を持ってエレベーターに乗り上の階へと向かう。
—— どこへ向かってるのだろう?

エレベーターを降りると目の前の黒いドアの前のチャイムを鳴らす。
「はーい」
「着いた」
となれた口調で話す二人。
中から出てきた人は見憶えがあるもののだれだか思い出せない。
二人の会話を聞いているとどうやらかなり仲がいいようだ。
「じゃ、わたし帰るから、よろしくお願いします」
—— え? わたしここに残るの?
事情はよく分からないのだが、わたしはここにかくまってもらうようだった。
荷物を部屋に置き、周りを見渡していると住人に言われた。
「大丈夫、旦那はほとんど帰らないから」
彼女には旦那がいるらしい。
「おかあさぁ~ん!」
違う部屋から幼い男の子が二人出てきた。
「この人だれ?」
母親は何も答えず二人の子供をリビングへ連れていく。

わたしは部屋から出ることもなく、その日はそのまま眠りについた。

「おはよー」
玄関から大声が聞こえた。思わず部屋からのぞき込むと男性と目が合ってしまった。
「あなただれですか?」
慌てて、奥さんが飛んできた。
「友達です! 昨日泊ったのよね……」
わたしはうなずいた。どうやら急に旦那が帰って来たようだ。
再びチャイムが鳴る。
「わたし! 来ちゃった!」
姑らしき人物、孫に会いに来たようだった。
和気あいあいと騒がしくなるリビング。わたしは部屋から出ることができなくなった。
チャイムがそのあと何度もなり、ドンドン人が増えている様子。

忙しくする中で、奥さんはわたしの部屋へやってきた。
「こんな状態なのですぐに出ていってもらえますか?」
「え、そうですよね……」
わたしは急いで幼なじみのゆりちゃんに連絡を入れようとしたのだが、連絡先が分からない。

携帯電話番号もラインも住所も何も知らなかったのだ。
奥さんに事情を話すと彼女も連絡先を知らなかった。

ここで目を覚ました。
リアルでも彼女の連絡先は知らない。彼女になにかあったのだろうか?

寝床から起き上がると、金縛りでつかまれた指二本だけ痛い。
しかも左の首も違和感が残っていた。

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