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この時期になると思い出すことがある。

私は高校を卒業して、服飾関係の専門学校へと進むつもりだったのだが、母親の猛反対で断念し就職することにした。
特にやりたい仕事はないのだが、とにかく就職をするという目的だった。
私が通っていた学校は就職する人は限りなく少なく、ほとんどが進学へ。
そのため、企業からの求人などほとんど来ない。限られた求人を推薦で争うのだ。
当然、私もその中のひとりとしてエントリーされていた。

そんななか、ちょっと興味がある会社があったので、担任に申し出る。
しかし、担任の返事はパワハラといえるものだった。
「あなたは、部活を辞めたのでいちばん最後の求人を受けなさい」
私は中学から新体操をしていたのだが、高校へ上がって辞めてしまった。
悔しいけれど、従うしかない。仕方なく順番を待つもののまったく自分には回ってこなかった。

それならばと、私は考えた。
「自分で求人を探してくれば文句はないだろう」と。
私は新体操のスポンサーの大企業に制服姿で乗りこみ求人を出してもらうようにお願いした。
すると、対応してくれた部長がその熱意に賛同してくれ、特別に求人を出してくれたのだ。
やっとの思いでゲットした求人。私はすぐに学校に事情を話した。
担任は驚いてはいたが、快く承諾してくれた。

しかし、なかなか就職試験の話が進まない。
私は、いつ就職試験を受けることができるのかと、担任に確認する。
担任はバツが悪そうに言った。
「あなたの代わりにちがう人が受けに行きました」
あまりにも唐突な話に私は受け入れることができず、担任に事情を聞く。
「順番です……」
それだけしか答えない。

—— 納得いかない!
悔しさのあまり私は再びもう一度求人を出してもらえるようにと、スポンサーの大企業へと向かう。
私は部長に事情を話した。部長はこれを聞いて特例で求人を出してくれる約束をしてくれた。
うれしくて、うれしくて、私は再び学校へと報告する。

しかし、再び自分で取った求人は他の人が受けることになったのだ!

もう、納得がいかないどころか、キレながら担任に抗議しに行く。
すると、担任から返ってきた言葉は、パワハラどころか脅迫であった。
「もう、そんなに言うならあなたを卒業させません」
―― 卒業ができないのは困る。でも、なんで! 悔しい……。
私は藁をもつかむ思いで再びスポンサーの大企業へと事情を説明しに行く。
すると、部長は気の毒そうにいった。
「すみませんが、もうこれ以上は求人は出せません。本当に残念ですが……」
さすがに私も3回は無理なことはわかっていたので、あきらめた。

こんなことがあった昔の苦い思い出。
もしも、あの大企業に勤めていたら、人生が変わっていたかもしれない。

でも、そうなれば、こうしてブログを書く私もいなかっただろうから、これはこれでいいのかな?(笑)

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