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以前に飲食店で女将をしていた頃、忙しい毎日が続いていた。
なるべく歩かなくても済むよう、地下鉄駅直結のスーパーにあるエスカレーターで地下へと下りて、私は出勤しようとしていた。

—— そういえば、最近忙しくて太陽見てないなぁ~。忙しすぎなんじゃね? あっ! そか、地下にお店あるから仕方ないか、あはは~(笑)
もはや、忙しさのあまり、かなりのハイテンションでひとり突っこみをしながらエスカレーターに乗ろうとした。その足をかけた瞬間! バランスを崩し、正座でエスカレーターを滑り落ちた。

「きゃぁ~」ガガガガガ!!!

私の前には誰もおらず、一気に下まで正座のまま滑り落ちた!

「うっ……」
―— いたっ! 痛いよぉ~!( ノД`)シクシク…。

気付くと周りが人だかりになっていた。ひとりの人が近づいてくる。
—— 恥ずかしい!
とっさに私は声をかけられる前に、こっちに近づくなというポーズを決めて言った。
「だ、大丈夫です!」
顔は何事もなかったかのようににこやかに、心で泣いて私は足を引きずりその場を離れた。
すれ違う人が私を見てざわめく。
―― なに? 私を見てる? 顔は無表情のつもりだけど……。
痛すぎて、なにも考えられない中で向かった先はとりあえずトイレだった。
トイレに入り座ると痛みが込み上げた!
—— いだぁ~い!!!
声に出せない声で痛みを和らげる。
少し落ち着き、痛む足を見るとストッキングが伝線し放題。
エスカレーターのギザギザに沿って、ひざとすねの皮がむけ、血がにじむ!
血の赤とエスカレーターの黒、皮むけの白でそれはそれはキレイなシマシマだ。
痛かったのだが、それよりもかなり恥ずかしかった。

エスカレーターに乗るときは十分気をつけようね。

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