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新潟ラブストーリー(1)」のつづき

待ち合わせ場所は図書館。学生気分になって、なんだかワクワクした。

彼とドライブやランチをして楽しく過ごす。
お互い家庭があるので、夕方にはちゃんと家に帰るというなんとも健全なおつきあいだった。

デートというよりも、いいお友達でいろいろな話をした。
休みは時々しか会えないので、ほとんどがメールでのやり取りだった。

友達以上恋人未満という関係。なんだか学生の頃のようで妙に楽しい。

ある日、買い物の帰りに、なんとなく違う道を通って川沿を歩いてると向こうからジョギングする人が近づいてきた。
よく見ると、彼だった。
—— マジで? なんで? 彼の家はここから遠いはず。なのに?
こんなとこにいるなんて思ってもいなかった。

後から聞いた話では以前からのジョギングコースだったらしい。

また、違う日には心も体も疲れて何げにトボトボと歩いていると小さな休憩場所に着いた。
小さな小川が見える休憩場所で、ボーッと小川を眺めていると
「よぉ!」と声をかけられた。
「えっ? なんでここにいるの? 仕事は?」
彼がチャリで登場!
「昼休みだよ。チャリで移動してたら見かけた。落ち込んでたみたいだけど大丈夫?」
小さい町とはいえ、そんなに偶然に会う事はないので驚いた。

そして、さらに驚くことがあった。
桜舞う春のこと、わたしは休日だというのに夫が不在で1人寂しく公園で桜を見ていた。
—— こんな日の1人は寂し過ぎる。彼に会いたいな~。でも休日は当たり前に家族サービスをするいい旦那様なので無理だよね。

もちろん連絡はぜず、一人で桜を眺めていた。

そこへ……、彼の声が聞こえた。
「あっ!」
「えっ! なんで来ちゃうわけ?」
「なんとなく1人なんじゃないかな、と思って探してみた(笑)」
「探したって、 そんな簡単に見つかるとこじゃないのよ。しかもわたしが外にいるとも限らないし」

その公園は小さくてほとんど分からないような所だったので本当に驚いた!

霊感のようにわたしのことを見つけ出す彼。
わたしは霊感の話を彼にしてみた。
彼はわたしの霊感を全然変だと思わない人で、むしろ気を使ってくれた。

当時のわたしは、夫のことをだれにも相談もできず、本当に孤独だったので、彼の存在はとてもありがたかった。

(つづく)

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