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学生の頃の、すごい暴風雨で学校に向かう途中のことだった。

豪雨の中、いつものように駅に向かい、やっとの思いで地下鉄に飛び乗った。

—— いやぁ、もう雨でべちゃべちゃ! やっぱ、傘じゃなくて、カッパにすべきだったかなぁ?

周りを見渡すと、ほかの乗客もかなりずぶぬれだった。
しかも混雑しているので、水滴がかかり冷たい。
しかたなく我慢しながら乗っていると、後ろのサラリーマンがわたしの肩をたたいた。

—— えっ、わたし? 何?
怖かったので振り返らずにそのままいると、しつこくまたトントンと肩をたたく。

—— え~、怖い! 新しいタイプのチカン?
そんなことを考えると、さらに怖くて体が固まり振り返れない!
するとその男、わたしの肩をグィッとつかみ振り返らせた!

—— いやぁ~、勘弁して!

「あんたさぁ~! チカンやめてくれないかなぁ~」
「えっ?」
—— 何を言ってるの、この人?

「した、下! ここ!」

下を見ると、わたしの傘が彼の股間に直撃!!
しかも、お股に挟まれて取れない感じ!

「す、すみません!」
と、抜こうとしたが混んでて身動きが取れない。
気まずい雰囲気の中、降りるまでそのままでいるしかなかった。
そのサラリーマン、股間が雨で濡れちゃったから、ほかの人が見たら完璧に変質者に見える。
降りるとき、しこたま謝って降りたけれど、きっとかなり怒っていたと思う。
わたしも恥ずかしかったけれど、それ以上に男性の方が恥ずかしかったよね(笑)

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