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数年前、胃が痛くて、消化器科に初めて受診した。
その病院自体も初めてで、かなり緊張して、さらに胃が痛んだ。

看護師が私を呼び、診察室へと案内する。
「どうされました?」
年配の男性医師は私にたずねる。
「胃が痛いのですが……」
先生はていねいに診察したあと、こう言った。
「胃カメラで見てみましょう」
「えっ? 胃カメラですか?」
さすがに、胃カメラは初めてで怖い。ビビりながら先生に考え直してもらうようお願いした。
「あの、やったことないので、できれば、ちがう方法でお願いします」
「それは……、無理ですね。大丈夫。すぐ終わりますから!」
仕方なく、言われるがまま、処置室へと案内され準備をする。
看護師が淡々と用意をする姿を見て、さらに緊張が増す。
「あ、あの、やっぱり、怖いので……、やめようかな、やめたいな……」
そんなことは聞いちゃいないといった風情で、看護師が淡々と言う。
「これ、喉の麻酔ですので、飲み込まないでくださいね」
渡されたものをもう覚悟を決めて飲まなければならないのだが……。
ちょっと飲んで躊躇した。
「やっぱり、無理です。できません……」
その間にも看護師は私の腕に点滴を差し準備を進める。
「あ、あの、やっぱりできませんので……」
看護師は私の話をまったく無視して準備をどんどん進める。
「あの! 私の話聞いてますか!」

「できないんだってば!」
そう怒鳴ったら、看護師が私を見て笑った。
「フフフ、もう終わりましたよ」
「え? 終わった? 胃カメラ終わった? あれ? でも、喉の麻酔できてない……」
「あまりにも怖がるので全身麻酔でやりました」
「えええっ!」
驚いた。まったく気づかないうちに胃カメラ終わってたなんて……。
なんか狐につままれた気分。てか、怒鳴って超恥ずかしかった(笑)

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