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以前、「思い出せない名」に書いた佳乃(よしの)と連絡がとれたのだが、メールではうまく現状を伝えることができず、心配や不安がどんどん募っていった。
—— 誤解されてるんじゃないだろうか。やっぱり会わないと伝えられないのかな?
かけがえのない親友である。藁をもつかむ思いで、栞(しおり)からアドバイスをもらい、直接、佳乃と電話で話すことができた。

長い長い年月がありながらも、どこかでお互い分かり合えるような気持ちがあったからなのか、電話の彼女はあのころのまま、何も変わっていなかった。
変わったところがあるとすれば、お互い苦労を重ねていたことと、年を取ったことだろう(笑)

彼女の性格は、きわめて私と近いように感じる。
たいへんなことは、すべて終わってからの事後報告だ。
「なんで、そんなたいへんだったのに言ってくれなかったの?」
と言ったものの、言われたとしても何もできなかったことだろう。
それに気を使い言わない美学が彼女にもあったのかもしれない。
私も今だから話せるという、事後報告の性格なのでよくわかる。

時間を忘れさせてくれた長電話が終わるころには、栞と同じように佳乃も私のことを信じてくれた。
何を理解してくれたのかはわからないが、私はとにかくうれしかった。

そんな佳乃から後日、メッセージが届いた。

本の感想、送っていなくてごめんね。本を読みました。
昔、聞いたお話もたくさんあったけど、改めて大変だったね……。
あの頃聞いていたけど、自分も未経験の結婚生活や出産、嫁としての立場は、ピンときていなかったかも……。

その後の人生のお話も、知りたいと思っています。

こんな感想をもらい本当にうれしかった。
今はお互いに遠距離なのでなかなか会えないが、いつか、会えた時にはいろいろな思いが込み上げて泣いてしまうかもしれない。親友って、言葉じゃないところでつながっているものだと感じられた体験だった。

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