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ひょんなことから、違うパラレルワールドにいる自分を見てしまった。

コンサートホールでわたしは友達とクラッシックを鑑賞していた。
バイオリンの音を聞きながら、うとうとしてしまうわたしに友達が声をかけた。
「ちょっとトイレに行ってくるね」
「あ、わたしも行く!」
なぜか、演奏中にもかかわらず、二人でトイレに向かった。

用を済ませ、手を洗っていると、友達が叫んだ。
「えーーー! どうしたの? 大丈夫?!」
「なにが?」
「スカート血だらけだよ!」
見ると、スカートが真っ赤な血で染まっていた。
「えーー! なに、これ!」
急いでスカートを脱ぎその場でスカートを水で洗い流す。
友達も手伝ってくれて、急いでタクシーに乗ってわたしは家に帰る。
あまりのことに、わたしは放心状態になった。

気がつくと、病院らしきところでわたしは寝ていた。
看護師が言った。
「気がつかれましたか?」
「わたし、どうしたんですか?」
「今、先生呼びますね」
看護師は病室を出ていった。

数分後、医師がやってきて状況を説明した。
「残念ながら、流産ですね……」
「え? わたし妊娠していたんですか?」
「はい……」
先生の返事を聞くか聞かないかのうちに意識がなくなった。

目が覚めると、実家の仏間の前でわたしは寝ていた。
—— あれ? わたし、どうしちゃったんだろ? たしか、流産とか言われたけど……。
「あ、目が覚めた?」
母がわたしを見て少しあきれながら言った。
「あれ? わたし、どうしちゃったの?」
「何、言ってるの! ちゃんと子供見てないとダメだよ!」
「え? 子供?」
よく見るとわたしの横には赤ん坊がすやすやと眠っていた。
「え、なに?」
「夏は暑いから、ちゃんと涼しくさせないと汗疹ができちゃうからね」
母が淡々と話す。
「え、この子どうしたの?」
「何、言ってるの。あんたの子でしょ!」
どうやらわたしは女の子を産んだらしい。名前は「采香(さいか)」
女の子は確かにわたしの子のようだ、なぜならわたしそっくりだった。
あまりのことに、わたしはまた呆然となる。

ふと気がつくと、わたしは寝ていたようだ。
自分の部屋で寝ていたので、居間に行ってみる。
「あんた、何時まで寝てるの!」
母に怒られた。夕方のようだ。
「子供は?」
「どこの子?」
「え? 采香(さいか)は?」
「それ、だれ?」
どうやらわたしは子供を産んでいないようだ。では流産したのか?
いや、それもないようだ!
では、わたしはどこから飛んでいたのだろう?

現実はタクシーに乗ったまでで、そこからは違うパラレルワールドに飛んでいたようだ。
夢の話のように聞こえるかもしれないが、夢ではなく、これらはすべて実際に体験したことだ。
もしかすると本当に流産していたのかもしれないが、今となっては確かめようもない。
一瞬で、すごいパラレルワールドを見てしまった。
采香(さいか)は違うパラレルワールドで生きているのかもしれない。

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